そんな言葉がふさわしい新しい店舗が日本橋に出現しました。
11月21日にリニューアルオープンしたジョーシンディスクピア日本橋店(寺岡泰副店長)は、西日本で初めてソニー・コンピュータエンタテイメント(SCE)のゲーム機、プレイステーションを体感できる「コンセプトショップ」を堺筋に面したテレビーム館1階に設けて、ハード、ソフトのあらゆる関連商品をそろえてプレイステーションのすべてがわかる提案をしています。
隣接した音楽・映像館では、4階にブルーレイのソフト全体タイトルを並べたコーナーを設け、大型テレビでは最新タイトルを試写しています。
午前10時のオープンに合わせて、早くから熱心なマニア客が200人ほど列を作って並びました。
先頭にいた男性は「午前5時に来ました」と話していたそうです。
オープン初日、PSPなどプレイステーションの最新機種やソフト、アクセサリー類が並んだ約100平方メートルの「コンセプトショップ」には、商品キャラクターのトロが1日店長として登場。
PSグッズなどが当たるPSによるシューゲームを盛り上げていました。
SCEの情報発信基地として設けられたコンセプトショップは、東京のヤマダ電機日本総本店に次ぐもので、西日本では第1号店です。
マニア層の多い日本橋という地域性からディスクピア日本橋店では、プレイステーションの売り上げが他社のゲーム機の売り上げを上回っているといいます。
そうした地域特性とSECの思い一致してオープンしました。
プレイステーションなどゲームコーナーは、従来、音楽・映像館の4階にありました。
来店客からは「売り場はどこにあるの」といった問い合わせも多かったといいます。今回、表通りからも最も目立つ場所に移したことと、コンセプトショップを設けたことで来店客数の増加が見込まれており、売り上げも寺岡副店長は「ゲームだけで倍増させたい」と話していました。
◆ところでソフトはネット配信による販売が主流になろうとしています。
メーカーの間でもネットによる販売を並行させる動きが強まっています。
そうした傾向に対して、同店は「リアル店ならではの良さを出したい」(同副店長)とし、たとえば音楽・映像館の1~3階の音楽フロアではJ-POP(1階)、ロック・POPS(2階)、ジャズ・クラシック(3階)とフロアごとに専門売り場を作っています。
1階にはまた「落語 日本橋亭」といった落語ソフトのコーナーを設けるなど、ほかにない専門色を打ち出しています。
4~6階の映像フロアも洋画(4階)、邦画・趣味教養(5階)、アニメ(6階〕といった具合に専門フロアになっています。
4階の売り場の一角には、ブルーレイソフトを全体タイトルを展示するなど全国1の規模とも言われるコーナーを設けています。日本橋における同店の強みは「隣接する家電専門店など上新電機各店と提携したサービスの提供です」といい、家電店のジョーシン日本橋1番館でブルーレイ本体を購入した人に、ソフト購入チケットを渡すなども考えているようです。
◆音楽・映像館には従来、約300人を収容できるイベントホールがありました。今回、6階まですべてを売り場に変更したことで、それを収容人数50人程度のスペースに縮小したコーナーを5階に設けました。ここでは毎週、土曜、日曜日にイベントを行う予定です。
寺岡副店長 ⇒