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[ 2007-12 -04 18:02 ]
2007年 12月 04日 ( 1 )
SO-ZIは、留守中に自動で掃除してくれる全自動ロボットクリーナー。あらかじめ設定しておけば、不在中にロボットが掃除をしてくれます。しかも4種類の掃除パターン(ランダム、回転、壁沿い、ジグザグ)で掃除し、1週間の掃除予約を5つのパターンから選択できます。また電池残量が少なくなると、自動で充電ステーションに戻って充電します。

本体両側の2つのサイドブラシで、壁際のゴミも掃きだし、薄型ボディなのでベッドの下などのすき間も入り込むことができます。さらに掃除中にホコリを舞い上げにくい吸引式を採用。専用ダストペーパーを装着すると掃除も可能で、フローリングのゴミも取れるといいます。
中のゴミが飛び散らないよう、ダストケースにはフタを搭載。手を汚さずにゴミ捨てができる設計です。
段差検知センサーを搭載しており、床面の高低差を調べながら動き、階段から落下する心配がないといいます。
◆吸引力など基本的な掃除機能は、本来の掃除機と比較すると雲泥の差が生じるでしょうが、利用を限定することでユーザーを開拓できそうです。
たとえば単身者向けなどには訴求できそうです。大きなゴミの掃除以外で使用し、外出時に室内を掃除してくれるのは、ユーザー心理をくすぐるかもしれません。
◆電響社とシー・シー・ピーは2007年9月に業務提携し、電響社がシー・シー・ピー製品の国内での総販売元になっています。
取引店からの反応は良く、家電量販店やホームセンター、通販専門会社など、さまざまなルートから引き合いが来ているそうです。
電響社の河野保広取締役営業部長は「従来の掃除ロボットよりも価格も手頃であり、店頭などで実演することで売上げにつながるのではないでしょうか」と予想しています。
ネット通販やテレビショッピングなどが火付け役になって市場が拡大されるのでは、と期待が高まっています。日本橋電気街での扱い店は、今のところ上新電機1社です。
◆家庭用掃除ロボットの市場は、米国iRobot(アイロボット)社製品の日本総代理店であるセールス・オンデマンドが2004年から「ルンバ」を販売しており、推計によると国内では年間約2万台が販売されており、累計では約6万台が出荷されていると見られています。全世界では200万台にもなっていると言われています。
国内では始まったばかりの掃除ロボット市場ですが、世界の市場の拡大実績から電響社では「国内においても需要を獲得できる可能性は大きい」(河野部長)と期待を寄せています。
河野部長はまた、今後のSO-ZIは「さらにコンパクト・スリム化したり、充電時間を短くし、稼働時間を長くするなど」今以上に進化していく可能性もあることを示唆しています。