蘇・共立電子産業会長を理事長に選任、 心の通う商店街に 日本橋筋商店街振興組合が総会
2008年 05月 20日
2期4年を努めた前理事長の榎本悦治マトウ家具社長の後を受けて就任した蘇理事長は「街の活性化が一番の目標だが、それ以上に街づくりを推進したい」と抱負を語り、商店街の振興と街の発展、人材の活性化に向けて意欲を見せていました。
今年度のスローガンとして「集客力ある街」「変化があってワクワクする街」「満足殿高い買い物が出来る街」を掲げました。
また、今年3月には16万6千人を集めた日本橋ストリートフェスタは、「日本橋だけでなく大阪全体の経済を活性化させる気概を持って、来年以降も恒久的に実施していきたい」と、強い決意を示しました。
若者に支持される街づくりについては「若い顧客に若い対応」として、若い人材の発掘と育成に積極的に投資して、街の発展を若く新しい感受性に未来を託すとしています。
◆委員会ごとの事業計画では、事業委員会が浪速区が制定している7月28日の「なにわの日」に歩調を合わせてイベントを実施するほか、環境整備特別委員会が日本橋3丁目南交差点に架かる歩道橋の撤去とスクランブル交差点化について、大阪市、大阪府警などに協力して運動を強化していく考えを明らかにしました。
計画では歩道橋を撤去た後にスクランブル交差点を設けます。しかし自動車の停止時間を短くする必要があるとし、歩道部分の拡幅を行い横断歩道を短くすることが考えられています。
今年7月には最終計画がまとまるものと見られますが、撤去とスクランブル交差点完成の時期は来年以降になるもようです。
◆理事長を退任した榎本氏は最後に「商売は人の心が互いにぶつかりあって成り立つもの。無機質であってはいけない。最近はそれがなくなりかけているように思い残念です。これから心ある商店街に育ててもらいたい」と、新理事長に人の心が触れ合う街づくりの実現を託していました。