日本橋電気街に関連したニュースをお伝えする情報サイトです。 「日本橋( NIPPONBASHI )経済新聞」は 略して”バシ経”。


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カテゴリ:でんでんタウン( 151 )

◆日本橋筋商店街振興組合の新理事長に蘇健源共立電子産業社長が選ばれました。
 新理事長は就任のあいさつで「でんでんタウン協栄会の土井栄次会長(上新電機社長)と歩調を合わせて、心の通う街作りを進める」と抱負を述べており、街からは電気街再生への期待が寄せられています。

 蘇氏を理事長に決めた総会では、来年の第5回日本橋ストリートフェスタの実施や日本橋3丁目の歩道橋撤去など、いくつか新たな街づくりの取り組みとなる事案が報告されていましたが、街を電気の街として活性化させるには課題も多く見られます。

 そのような中で新理事長にまず求めたいのは、街の活性化へ向けての設計図作りです。
 来年で5回目になる日本橋ストリートフェスタは、日本橋への来街者を増やす取り組みとして、少なからず成果を収めてきたように見えます。

 しかし、このイベントを実施することによって、何にを目指しているのかが、今ひとつ見えてこないのです。
 確かに来街促進といった目的はあり、約16万もの人たちは集まっています。
 ただ、期間中にやって来る多くは残念にも電気の客ではありません。

 多額の費用と労力をかけたイベントを費用対効果を見た場合、本当に電気の街日本橋の復活につながっているであろうか、といった疑問も出てきます。 
 同じ費用を使うならば、小規模でも毎月イベントを実施したほうが来街につながる-といった声も聞かれるほどです。
 それも半日のイベントだけで終わってしまい、目指すところが明確でないからではないでしょうか。

 また歩道橋撤去も同様です。
 歩道橋を取り払うことで、どのように買い物客を誘導しようとしているのか-など、撤去後の街作りの青写真が見えてきません。

 子供たちの電子工作でも設計図を頼りにロボットを組み立てているのに、日本橋の街作りには今までに、そうした設計図があったのでしょうか。

 堺筋に面した日本橋筋では、空き店舗が増え、後にはワンルームマンションなど電気とは無縁な建物が建ち並んできました。
 通称・オタロードの賑わいに反して、衰退の空気が色濃い。

 ニノミヤ本店後も、マンション建設は中断したかのようですが、更地のままで放置されています。
 商店街のど真ん中にある広い土地だけに、街の沈滞イメージを強めています。

 これからは、街への店舗誘致も、振興組合や協栄会の重要な仕事になるでしょう。
 電気街として活性化にふさわしい店舗や売り場を誘致してほしいところです。



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by sozakiweb | 2008-06-02 19:04 | でんでんタウン
◆ラジオ大阪で毎週月曜日午後5時45分から放送しているでんでんタウン協栄会提供の「ラジオでんでんタウン」の3代目パーソナリティに決まった森はるかの初収録が、5月29日、決定記者会見の後に行われました。
 初ON AIRは、6月2日月曜日の午後5時45分からです。

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決定後すぐに初収録
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by sozakiweb | 2008-05-31 09:56 | でんでんタウン
◆大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」の魅力を放送するラジオ大阪の番組「ラジオでんでんタウン」(提供・でんでんタウン協栄会)の3代目女性パーソナリティに、メジャーなイメージが電気街にぴったりと、今年9月には「週刊ヤングマガジン」(講談社)のグラビア出演が決まっている森はるかさん(21)に決まりました。

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自分を電化製品に例えたらMP3プレーヤーという活動派の森さん 

 芸能プロダクションの営業兼マネージャーを務め、3ヶ月前からタレント活動を始めたばかりの森さんは、今年度の「ミスマガジン2008」のベスト16位に選ばれています。

[ミスマガジン]
http://www.miss-magazine.com/

a0029278_18454191.jpg 大阪市港区のラジオ大阪で5月29日、記者会見した森さんは 「これからはタレント兼営業・マネージャーでがんばります」とマルチぶりを発揮。
 9月の雑誌でのグラビアデビューと同時に、森はるかの進化系を見せるDVDも発売するそうです。

 とにかく表に出るのが自分に合っているという森さんは、オーディションで「番組では日本橋の店頭で販売員を体験してみたい」と積極的なところを見せ、記者会見では「興味があるデジカメを売ってみたいですね」とも話していました。

 森さんはまた、「オーディション参加者6人の中では一番年上だっただけに全員がライバルでした」と控えめな一面も見せていましたが、「着ぐるみも着てみたいし、歌にも挑戦してみたい」などと意欲もチラリ。

 でんでんタウン協栄会宣伝販促委員長の堀野裕一郎シマムセン社長は「森さんは明るく元気で、電気の街日本橋が元気の街日本橋になるように頑張ってください」とエールを送っていました。


[ラジオでんでんタウン]
http://www.denden-town.or.jp/audition2008/index.php

[でんでんタウン協栄会]
http://www.denden-town.or.jp/

[ラジオ大阪]
http://www.obc1314.co.jp/
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by sozakiweb | 2008-05-29 18:48 | でんでんタウン
◆目立つ若者の来街者「楽しかった」 当日使う金額は5000円~1万円

 大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」は、「買い物が楽しいまち」で「掘り出し物が多く」て「値段が安い」。そして月1回程度は来ている-。

 でんでんタウン協栄会などが3月に実施した第4回日本橋ストリートフェスタで来街者を対象に行ったアンケートで、このような結果が発表された。またストリートフェスタについては、「非常に良い」「良い」を合わせると約75%が歓迎しており、その理由に「楽しかったから」を挙げていた。

 ただアンケートからは来街者の多くは若者層で、コスプレなど一部のイベントに関心が集中していたことが現れており、家族で楽しむイベントになっていないなど、反省点も伺えた。

◆アンケートには男性615人、女性135人、無記名10人の計760人が、ストリートフェスタが行われた3月20日、運営本部で記入した。

 年齢は最も多いのが20-29歳で29・6%だった。次いで30-39歳の29・2%、10-19歳の14・7%、40-49歳12・2%などで、年齢が高くなるに従って来街者が少なくなっている。

 居住地は大阪市内が最も多く37・9%、同市以外の大阪府内は36・1%、それ以外の近畿地区からは21・6%だった。

 当日、でんでんタウンへ来た交通手段は、地下鉄を利用した人たちが最も多く、全体の47・9%を占めていた。

 次いで多いのが南海電鉄
で7・9%、JRが8・6%、近鉄は7・0%だった。電車を乗車した駅は判らないものの、利用している鉄道から類推すると、でんでんタウンの利用者の多くは大阪府南部地域からやって来ているようだ。

 来街者が大阪・ミナミの買い物ポイントなどを回遊する街づくりが、関係する商店街などで進められている・
 その回遊性を検証するものとして、ストリートフェスタの後「どこへ行くのか」といった質問が行われたが、最も多かったのが「難波方面」の28・7%だった。

 でんでんタウンと近接している「なんばパークス」は全体の15・1%を占めていた。そこに隣接しているヤマダ電機は12・0%だった。
 また「天王寺方面」は7・6%、「千日前方面」は6・4%、「黒門市場」は5・2%、「新世界方面」5・1%といった具合に、一応はミナミ地域の回遊性は見られるようだ。

◆当日の購入品はホビー商品

 ストリートフェスタ当時のでんでんタウンへの来街目的で一番多かったのは、やはり「フェスタのため」で64・3%を占めていた。

 あと「買い物」のためにというのは21・7%で、「商品の下見」(5・3%)を加えると、買い物を目的とした来街も3割近くいたことになる。

 購入商品を聞くと「ホビー・ゲーム商品」が30・0%で、次いでソフト(DVD)が18・3%を占めるなど、来街者の多くを占めた若い年齢層が関心を示す商品に人気があったようだ。
 パーツやパソコンは16・1%、家電製品は12・0%だった。
 これはストリートフェスタ当日に限ったものであったが、最近のでんでんタウンの傾向を如実に表す数字であるようにも思える。

 フェスタ当日に使った、あるいは使う予定の金額は、最も多かったのが5000円~1万円の18・7%だった。次いで1000円~3000円が17・8%、3000円~5000円が17・8%で、1万円までが53・5%と半数を超えていた。

 また1万円以上と答えたのは、わずか13・3%で、10万円以上は1・1%、5万円~10万円は1・6%だった。
 「使わない」という回答も6・8%だった。

◆電気の街に月1回来る

 家電、AV機器、パソコン製品の購入場所としての日本橋離れが取りざたされているが、でんでんタウン協栄会などは、このアンケートでは「普段、家電製品はどこで購入するか」を聞いている。

 それによると、1位は「でんでんタウン」で40・0%を占めるなど、回答者の間では日本橋志向が強いことがわかった。
 次いで多かったのは「郊外の量販店」の19・9%、「近所の電器店」が16・2%、「ターミナルの量販店」は14・0%だった。
 近所の電器店を利用するといった人たちが意外と多く、地域家電店が健闘していることわかる。

 またでんでんタウンへの来街頻度は、「月に1回程度」が最も多く30・1%にもなっている。また「週に1回程度」は14・3%で、「週に2回程度」(9・7%)を加えると、熱烈な日本橋ファンは、全体の24%を占めていた。
 「初めて来た」という人も2・5%いた。

 でんでんタウンのイメージについては「買い物が楽しい街」「掘り出し物が多い街」「商品が豊富な街」「値段が安い街」といった好印象を持つ回答が多かった。

 しかし「歩きにくい街」(2・8%)とか「美しくない街」(1・3%)「買い物が楽しくない街」(0・9%)「店を探しにくい街」(0・6%%)といったマイナスイメージを持っている人も少なくなかった。
 美しくない街については「美しい街」(0・7%)を0・6ポイント上回っているし、歩きにくい街はマイナスイメージのトップを占めていた。

◆コスプレ目当ての来街者

 ストリートフェスタは今回で4回目だが、過去にも来たことがあると答えている人が約6割を占め、リピーター客が多いことがわかった。
 「初めて来た」人は29・9%だった。

 ストリートフェスタの継続など、フェスタ開催については「良い」が41・7%、「非常に良い」が34・1%と、開催を歓迎する人たちが全体の約8割近くを占めるなど圧倒的に多かった。

 「いろいろと催しがあって面白い」とか「歩行者天国があって良い」といったものに混じって目立ったのが、「たくさんのコスプレを見ることができた」や「コスプレが面白かった」など、コスプレ目当ての来街者が多かったことを示していた。
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by sozakiweb | 2008-04-21 13:13 | でんでんタウン
◆でんでんタウン協栄会(会長=土井栄次上新電機社長)が、3月22日、無線LANを使って日本橋筋商店街のアーケードに沿って音声配信するサービスを始めました。
 第1弾の記念イベントとして、大阪で活動するアコースティックデュオのマメッピーニョ(梨沙&隆)が、街頭ライブを行い、彼らのCDから音楽をアーケードに流しました。

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街頭ライブをするマメッピーニョ

 街頭ライブは、電気街の共同販促「春のザ・セール」のイベントの一つとして行われました。
 出演したマメッピーニョは、日本橋筋商店街振興組合の事務所に設置された音響装置から、おしゃべりと自分たちのCDから音楽を流していました。

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おしゃべりと音楽を無線LANに載せて配信するマメッピーニョ

◆でんでんタウン協栄会は、今後、無線LANでアーケードのスピーカーをむすんでBGMを配信したい、と計画しています。
 また、街頭配信とともに街角ライブや官公庁の広報も計画しているそうです。

 ライブでは、電気街と近接する通天閣そばにあって独自の視点で良質のジャズを発掘しつづける澤野工房(大阪市浪速区恵美須東1、澤野由明社長)にも協力を呼びかけています。

[マメッピーニョ(梨沙&隆)]
http://mameppinho.mh5.mp7.jp/16/

[澤野工房]
http://www.jazz-sawano.com/index.html
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by sozakiweb | 2008-03-24 08:40 | でんでんタウン
◆でんでんタウン協栄会が、先に優秀作品に選んだ「日本橋ストリートフェスタ」のキャラクターデザインの名前を「でんのすけ」に決定しました。

 来春に開催を予定している「日本橋ストリートフェスタ」の統一キャラクターして使用するもので、デザインを一般公募し、大阪府吹田市在住のデザイナー、浅草洋佑さんの作品が選ばれていました。

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名前が「でんのすけ」に決まった日本橋ストリートフェスタの統一キャラクター

 「でんのすけ」は、コンセントプラグをモチーフにデザインしてもので、過去と現在、未来、さらには地域と文化、世界などとも繋がることをコンセプトにしています。

◆同協栄会では、「親しみやすいキャラクターで、電気街のイメージとして分かりやすい。さらに、繋ぐというコンセプトが、いろんな文化や人々が集まる日本橋にふさわしいことが評価されました」と話しています。

 今後「でんのすけ」は、日本橋ストリートフェスタ開催に伴う広報活動などで幅広く使用される予定です。
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by sozakiweb | 2007-12-27 10:33 | でんでんタウン
◆日本橋電気街・でんでんタウンの「とくとくマップ」の最新版の表紙に、先日行われたでんでんタウンのキャラクターデザインコンテストで第3位に入った作品が採用されています。

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 このデザインは日本橋3丁目のダイセン電子工業の蝉正敏社長が作成した「電気とロボット」をテーマにしたものです。
 蝉社長はかねてからイメージを膨らませていたといい、実際の作成時間は約2時間だったそうです。

 頭の部分は「機能美ある炊飯器を用いました」という蝉社長は、上新電機1番館で商品を写真にと撮ってパソコンで加工したといいます。
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by sozakiweb | 2007-12-19 04:24 | でんでんタウン
◆ダイトエレクトロン(大阪市淀川区宮原、紺谷健治社長)が、100%出資子会社のダイト(同)を、2008年1月1日付けで吸収合併します。

 重複している情報システム事業の経営資源を統合することで、販売力を強化するなどが目的です。

 ダイトエレクトロンは、2007年12月7日に亡くなった高本善四郎会長が1952年に創業した、ソニーのテープレコーダーなどを販売する大都商事が前身。今は電子機器や部品、製造装置の製造販売を手がけています。

a0029278_16442553.jpg かつての一般家電製品や音響機器、映像機器、部品の販売は、1970年設立の子会社ダイトが行なってきました。日本橋電気街にある「ダイト日本橋」(大阪市浪速区日本橋4-15-1)では、ソニー製デジタル家電を中心とする販売を展開しています。

ダイト日本橋

訃報
◆ダイトエレクトロンの高本善四郎会長が7日、肺炎で亡くなりました。96歳でした。葬儀、告別式は11日、大阪府吹田市桃山台の千里会館「まほろば」で行われました。葬儀委員長は紺谷健治社長。喪主は妻の高本正子さん。
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by sozakiweb | 2007-12-11 16:45 | でんでんタウン
◆でんでんタウン協栄会が計画している「第4回日本橋ストリートフェスタ」のマスコットキャラクターに、大阪市のデザイナー浅草洋祐さんの作品=写真=に決まり、11月30日に日本橋筋商店街振興組合事務局で表彰式が行われ、最優秀賞として10万円分のでんでんタウン協栄会加盟店での買い物券が渡されました。

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日本橋筋商店街振興組合街づくり委員会の福島久史委員長から買い物券を笑顔で受け取る浅草さん(右)

 30点の応募があり、最終選考に残った7点の中で浅草さんの作品が「電気を分かりやすく伝え、かわいいキャラクターであること。さらにコンセントに人や歴史、未来へつなぐことを表現している」ということから選ばれました。

 作品はストリートフェスタのキャラクターとして使用されます。
 キャラクターの名前はまだ決まっていないため、これから同協栄会などで検討されます。
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by sozakiweb | 2007-12-03 00:28 | でんでんタウン
◆西の日本橋電気街(でんでんタウン)と東の秋葉原電気街(アキバ)。いずれも日本を代表する電気街ですが、先ごろ読んだ「アキバをプロデュース 再開発プロジェクト5年間の軌跡」(アスキー新書、妹尾堅一郎著)によると、どうも日本を代表する電気街はアキバだけらしいです。

 こうもはっきりと言い切られては日本橋(NIPPONBASHI)経済新聞(バシ経)の編集長は天邪鬼だけに、いや、ちょっと違うよと言ってみたくなるのです。
 しかし、妹尾氏の指摘の中にはご意見もっともな点も数多くありまして、再開発を目指す日本橋電気街にとっては参考になる本であることには違いありません。
 ここでは同書への若干の反論と併せて、大阪と日本橋の欠点を見てみたいと思います。


◆とりあえず同書から2、3取り上げてみます。
 まず「アキバらしさは構成の多重性だ」(P75)という箇所。
 そこを引用すると.....。

 「ヨドバシカメラが進出したことで、従来の電気街がすたれるのではないか」とマスコミは見たがります。たしかに大阪の電気街・日本橋は、ヨドバシカメラの進出によって大きなダメージを被り、かなり寂しくなりました。
 しかし私は、秋葉原電気街はかなりしぶといと見ています。なぜならば、この電気街は"四層の多重構造"になっているからです。家電量販店・大型店、専門店、パーツ店、そしてジャンク屋です。この構成が、同様に電気街として知られていた大阪・日本橋との違いです。


 厳しい指摘です。
 瑣末なことではありますが、まず「電気街として知られていた大阪・日本橋」と過去形表現であり、電気街であることは知られていないとも取れるのには参りました。
 そのようなことはさて置くとして、肝心な点は日本橋には家電量販店・大型店、専門店、パーツ店、ジャンク屋の"四層の多重構造"がない、という指摘です。

 これはP85でも再び指摘されています。

 果たしてそうなのでしょうか。
 日本橋がヨドバシカメラに撃沈されそうになっているのは、多重構造の有無ではなく、電気街を構成する店舗の経営者の意識の問題が大きく影響していると思われるからです。まず再開発のビジョン・設計図らしきものが見当たりません。場当たり的な対応が目立っています。

 ただし指摘にあるよな四層の多重構造は日本橋にも見ることができます。パーツ店の市場が拡大しているのもその現われのひとつでしょう。

 それに行政や大企業の支援を受ける東京に対して、大阪は400年、500年も昔から民間の手によって発展を遂げてきた街であります。
 その違いは街の発展にも大きな違いを生じさせています。

 今、その民間の力が弱体化しているのです。
 しかし来年で4回目になる「日本橋ストリートフェスタ」は街の民間パワーによって行政を動かし、実現しています。
 またCGアニメ村の建設も民間の手で成し遂げられ、CGアニメという大阪が得意とする技術を育てています。
 東京とは違う大阪古来の民の力による街づくりの伝統が生きているのです。


◆インスタントラーメン、フレハブ住宅などいろんなものが大阪や関西から生まれ、国際的な存在になっていきました。
 でんでんタウンにはアキバにない強みが数多くあります。まさに大阪の電気街から生まれたものなのです。
 ただしそれをうまく成長させる力が少ないのかもしれませんが。

 同書(P170あたり)によるとアキバ・ロボット文化祭、アキバロボット・運動会、アキバ・理科室というイベントが開催され、子どもたちの理科離れをなくす活動をしているそうです。

 ちょっと待ってくださいよ、これらはいずれもでんでんタウンでも見ることができ、アキバを凌駕するほど内容が充実しています。
 たとえば2足歩行ロボット競技会「ロボファイト」、園児や生徒を対象にした「電子工作教室、ロボット工作教室」、「日本橋ストリートフェスタ」などは、その一例でしょう。
 子どもたちの理科離れをなくすといった学校が考えそうな目的ではなく、電気街が好きでたまらない人たちもかつて子どもだった頃に遊んだり、親しんでいた電子工作を一緒になって遊んでみようというものなんです。
 それに参加した子どもたちが大きくなって、再び電気街へお客となったり、電気街を構成する人たちになって戻ってきてくれれば最高にいいなぁ-というものなのです。


◆もうひとつ。
 同書のP190には「電子ペーパーで避難方法を表示」といった項目があります。
 これはまだ計画段階のようです。
 電子ペーパーは新しいメディアとして注目されており、これからどんどんと街中へ浸透していくでしょう。

 でんでんタウンでは、それに先駆けてLEDによる情報配信を行なっています。アーケードに設置して道行く人に最新のニュースや店舗情報、もちろん緊急情報も流れるなど、最先端の街を演出しています。


◆いずれも些細なことへの反論ばかりではありますが、日本橋電気街もアキバを上回る点は数多くあるのです。決して過去形ではないのです。
 ただ指摘通りに凋落傾向にあるのは事実で、活性化への積極的な動きが若手経営者などによって展開されているところです。
 部品販売から始まり家電・AV機器、パソコンへと日本橋電気街の中核商品は変遷してきました。それは今後、ロボットへと移行していくでしょう。しかも流通面で日本橋電気街・でんでんタウンは日本トップのパワーを発揮しています。

 たとえば、でんでんタウン内のロボットメーカーやパーツ店、ロボット専門店、でんでんタウン協栄会などによる情報交換グループ「日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会」が1年前から活動しているというのも、他には見られない動きです。
 ロボットショップも12月1日には、ジョーシンJ&Pテクノランドに国内最大規模といわれる「ロボット専科」が誕生します。


◆番外として大阪の欠点を挙げてみましょう。
 2007年11月25日の読売新聞に元鳥取県知事の片山善博慶應義塾大学教授が、なるほどというような指摘と提言を行っています。

 そこで片山氏は「大阪は自ら押し殺している潜在能力があまりにも多い」と指摘しています。
 しかし「山陰や北陸、四国は大阪の”栄養源”だが、大阪は未だこれらの地域を引き付けるに至っていない」と言うのです。
 余談ですが、鳥取県や島根県など山陰は昔から日本橋電気街ともかかわりが強い地域です。同地出身の人たちもたくさん電気街で働いていますし、そこからやって来るお客も少なくないのです。

 さて、片山氏はこんなエピソードも紹介しています。
 「鳥取市から高速道路で直接大阪へ行くことができない。鳥取市から兵庫県の佐用までの区間を工事中であり、数年前の高速道路見直しの際、この工事が途中でやめになる可能性があったため、大阪府や大阪市に力添えを頼んだことがある。しかし田舎の道路には殆ど関心を持たなかったようだった」
 「この道路の目的が大阪に少しでも早く到達することにあり、大阪の後背地が実質的に拡大することにつながるにもかかわらず、である」

 そして大阪の限界を指摘します。
 「大阪の関心が大阪の区域内に終始するのであれば、所詮その力はしれている。大阪府にしても大阪市にしても小さな面積でしかないからだ」

 それに対して東京はと言えば、「東京圏は東京を中心に高速道路が四通八達している。全て東京を起点に、東京の関心に従って整備されている」
 それが東京の発展に繋がっているようです。
 「東京都も区域でいえば小さな自治体であるが、関東近県はもとより東北、東海、信越など周辺の広大な区域とその人口を引き付け、それを自らの”栄養源”にして肥え太っている」

 大阪発展のキーワードとして「西日本版EU(欧州連合)構想」を挙げ、「大阪を中心とした圏域自体でこれに取り組まなければなるまい」としています。

◆東京を中心とした関東全域へ延びる交通ネットワークを例えにするならば、そのひとつとして2005年8月に開通した首都圏新都市鉄道線「つくばエクスプレス」は、アキバからつくばまでの58Kmを最短45分でつないでいます。
 これはアキバに消費者を大量に送り込む格好のラインになっています。

 でんでんタウンはどうでしょう。大阪市域だけを見てもそうしたネットワークはバラバラであります。直通ででんでんタウンに行くことは不可能です。
 今、再開発建設が進む梅田北ヤードは、ロボット研究の一大集積地になろうとしています。そこのバックグラウンドはパーツやコンテンツを供給できるでんでんタウンに他ならないにもかかわらず、北ヤードとでんでんタウンを直結する交通網はなんら考えられていません。

 先の選挙で新市長に当選した平松邦夫氏の公約にも、そうした文言は見られません。今回の立候補者の争点のひとつに大阪市交通局の民営化問題が挙げられていましたが、賛成か反対かの論争であって、市の交通ネットワークをどのように再構築していくのかといった具体的な提案はなにひとつありませんでした。

 この点ひとつを取ってみても、片山氏が指摘するように大阪は「視野が狭く、共感する力に乏しい」としか言いようがありません。


◆番外の番外ですが、こんな意見もあります。
 「再開発を大上段に構えるのではなく、大阪のノリの良さで街づくりを愉しみながら進めるのも一手ではないでしょうか」
 当てにできない官を頼るのではなく、民の力を結集して遊びのノリで街を盛り上げようというものです。
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by sozakiweb | 2007-11-30 09:49 | でんでんタウン