計測器は物づくりのマザーツール ― 東洋計測器(東京・秋葉原)の八巻社長 共立電子産業の展即会で話す
2009年 10月 31日
今回、同社に商品を供給したのは東京・秋葉原の東洋計測器でした。
20年前から中古計測器の販売を始めており、今では「リセール計測器」として、全品保証書を付ける販売を心がけるなど、他社との差別化をはかっています。
見て、触れて商品を理解してもらって買ってもらう-をモットーとする東洋計測器の八巻秀次社長は「中古計測器の市場は拡大している」として、秋葉原には約3000台の在庫を持っているといいます。
八巻社長に、その中古計測器の市場について聞きました。
「この市場が出来たのは今から20年ほど前です。5年前までは右肩上がりで成長してきましたが、それも3年前からはストップし、緩やかな伸びになって来ています。ネットでの販売が増えてきたからで、販売台数は増えていますが、金額が下がり気味なのです。今では1台20万円程度にまで下がって来ています」
販売がネット市場に移りつつあり、店舗での商売は苦戦を強いられているのも確かなようです。
でも、共立電子産業では「中古計測器は扱い商品の中で成長している商品のひとつ」(蘇建源会長)、としてシリコンハウスやテクノべースといった同社の店舗で、今後は本格的に販売を展開していく計画だといいます。
東洋計測器の八巻社長は「計測器は物づくりのマザーツールであり、欠かすことのできないもの」として、共立電子産業との関係をますます強めていきたいと話していました。