日本橋電気街に関連したニュースをお伝えする情報サイトです。 「日本橋( NIPPONBASHI )経済新聞」は 略して”バシ経”。


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大阪市大生が日本橋電気街を調査。街への提言などをまとめる

◆大阪市立大学経済学部の長尾謙吉准教授が担当する1回生16人の学生が、このほど大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」を実地調査した結果をまとめました。
街の歴史から秋葉原電気街との比較、オタク事情など5項目にわたっています。

 日本橋への提言では「ロボットやアニメなど新たな分野に挑戦する姿に期待する」といった意見がある一方で、「ロボットの街作りは意味がない」と全く反対の提案も見られます。

 また「街の変化は作りだすのではなく自然発生するもの」とか、「若者を集めて活気ある街に、その若者が新しい日本橋を作る時代にきている」などと、若者の街作りを希望する学生も少なくありません。

◆調査は2008年秋から今春にかけて日本橋筋商店街などの協力で、実際に街を歩いて聞き取りしました。
 「日本橋の歴史」「日本橋と秋葉原との東西比較」「食とオタク―日本橋のオタク事情―」「日本橋オタロードの形成」「日本橋への提言」の5項目にわたって、その結果をまとめています。

 日本橋の歴史は主に、でんでんタウン協栄会が1996年に編纂した「でんきのまち大阪日本橋物語」をベースにまとめています。
 ただ最近のロボットやアニメなどの台頭を捉えて「これら新産業によって商店街は活気づき、さらに変化し、新たな歴史を生み出す」とまとめています。

 東西比較では、サブカルと電気の2面からの分析を試みています。
 サブカルの台頭については「秋葉原、日本橋ともに電気街に似つかわしくない店舗が増えている。明らかに電気街と呼べなくなってきている」とサブカルによる弊害論を展開しています。

 また電気については「秋葉原は交通網の拡大、日本橋は難波などの近隣との連携」といった具合に、ともに集客力の強化が新しい街を作り出す原動力になるとしています。

 オタク関連では「日本橋はオタクの街として今以上に発展していく」と予想し、オタロードには「アメリカ村に見られるような若者向けの店が日本橋に新しい動きを作りだすのではないか」と、サブカルが電気街を危機的状況に陥れているとしながらも、街の発展には電気とは違った文化が必要なことを指摘しています。

◆最後の日本橋への提言では、レポート全体としての提言は見られず、調査に当たった学生が個々に千差万別な意見を出したのにとどまっています。

 若者が集まる商店街への脱皮を求める学生も多く「電気にこだわらない街づくり」「オタクの街をもっとアピールして若者を集め、活気を出すべき」「食の街をウリにしてはどうか」などの提言が見られました。

 街全体として改善すべき点を指摘したものもありました。

 「街としての対象客層がわかりづらい」「店は入りにくく、外観、雰囲気も入りやすいものではない」「自転車も多く小さな子どもを連れて歩くには危険だ」「駐輪場が必要」「閉店時間が早い。夜の街、日本橋も発展させるべき」など、来街者へやさしく、安全な街を求めているようです。

 さらに街の新たな文化作りについては「ロボットなどで日本橋の名が全国に知れ渡るようになればいい」「ロボットを武器にした街づくりを進めるべき」「海外にアニメやロボットの街であることをアピールするイベントが必要」といった具合に、ロボットやアニメに期待する声がありました。

 その一方では「ロボットの街で興味を持つのは一部の人だけ」「ロボットを打ち出しているのは前向きな変化だが、変化は自然発生するもの」といった指摘もありました。


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by sozakiweb | 2009-10-05 11:42 | でんでんタウン