日本橋電気街に関連したニュースをお伝えする情報サイトです。 「日本橋( NIPPONBASHI )経済新聞」は 略して”バシ経”。


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変貌する電気街

◆日本橋電気街・でんでんタウンは、今、急速に変化している。8月のでんでんタウン協栄会の理事会で、ナニワ電業社の井寄勝社長が、8月20日付けで会社を清算し、日本橋3丁目の店舗「生活感」を閉店すると報告するとともに、同会の退会を申し出た。これによって、日本橋電気街での総合家電を扱うのは上新電機日本橋1番舘と喜多商店、マルタンムセンの3店舗になった。
 電気の街としての顔は変わりつつあり、往時の面影はなくなってしまったが、新たな電機の街へ向けての動きも見られるなど、電気街はその内容を変えつつある。

◆ナニワ電業社の創業は1956年10月。電器店を経営するまでは菓子店だったという。56年頃はちょうど家電ブーム到来の時期である。先代が、これからは電器店の時代、と予測して転業したそうだ。
 最盛期には「生活感」のほかに高級オーディオ専門店「New Audio Naniwa」など4店舗を日本橋に構えていた。

 ところが大型量販店が大阪市内外に相次いで出店したことなどで、日本橋へ家電品を求めてやって来る買い物客は激減した。それに伴う売上げ減少に対応して、最近では「生活館」1店舗に集約していたが、ついに矢玉尽きて会社精算ということになった。

 日本橋電気街は家電の街ではなくなった。電気製品は品揃えが充実した駅前立地の大型量販店や郊外の量販店で購入できるし、最近ではネット通販で格安な商品を手に入れるのも普通になっている。わざわざ交通費を使って日本橋へ行かなくても良くなっているのである。

◆日本橋が電機の街として生き残るには、大型量販店が扱っていない、あるいは苦手とする商品を販売する街として衣替えする必要がある。

 たとえば電子部品などパーツ専門店、ロボット・関連商品専門店、自作パソコン・関連商品専門店、アニメ・コミック専門店などサブカルチャーといったジャンルが、それに当てはまるだろう。

 これらには大型量販店では対応できない商品説明をはじめ、経験にもとづいた販売ノウハウが必要とされている。

 さらにそれらを良く見てみると、共通しているキーワードがあることに気が付く。それはもの作りである。

◆今、日本橋では将来のもの作りの日本橋ファンを育てることを目的とした電子工作教室やロボット教室を開催している。 これの対象は小学生低学年からで、すでに大学や高専へ進学しているかつての受講者たちもいて、日本橋の応援団としてサポートする立場へと育ってきている。

 9月に日本橋5丁目のNTT日本橋ビルへ移転する日本橋総合案内所には、こうした日本橋応援団たちの詰め所としての利用も考えられているという。
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by sozakiweb | 2009-08-21 07:20 | でんでんタウン