白光、作業時間3割アップ実現、はんだこて「FX-888」
2008年 12月 16日
ステーションとこて、こて台で構成。こて台は、シルバー、ブラック、レッドのステーションにはシルバー、ブルー&イエローには同色を用意している。
ヒーター出力は65Wで、従来品のHAKKO 936に比べ30%向上させている。ヒーター部分とこて先(T18シリーズ)を分離。新開発のこて先は、先端への熱伝導効率を高める形状と内部構造を持った20種類を用意している。
これによって、こて先が350℃まで立ち上がる時間も、従来品よりも20秒早くなった。連続作業時の温度降下を減少させることで、作業効率を高められるようにした。
◆また日常点検に必要な樹脂製の温度補正(CAL)専用ドライバーを標準装備し、これによってCALボリュームの耐久性を高めた。
設置面積は従来品よりも約50%削減し、セル生産現場でも作業スペースの確保を可能にした。
ステーション部の出力は26V、大きさは幅95×高さ118×奥行き136㍉㍍、重さは約1・3㌔㌘。こて部は全長190㍉㍍、重さ44㌘。
◆安定感のあるデザインは、液晶テレビ「AQUOS」などのデザインで知られる工業デザイナー、喜多俊之氏に依頼した。
4つのカラーバリエーションを採用することで、「選ぶ」「魅せる」を意識した工業製品らしからぬ形状が特徴。生産現場からホビーまで幅広い需要を見込んでいる。
http://www.hakko.com/japan/