日本橋の売上げ構成比は約6% 上新電機 07年3月期 4期連続増収増益
2007年 05月 16日
本社と本店を置く日本橋地区の売上げの構成比は総売上の約6%の約190億円で、ピーク時の21%からは大幅に減少していることが明らかになりました。
ただ構成比の減少は郊外店舗の数が増えたほか、全体の売上額が拡大していることも原因しているようです。
商品別では、薄型大型テレビや任天堂の据置型ゲーム機「Wii(ウィー)」が好調なゲーム・玩具などの伸びが目立っていました。
一方でパソコンやDVDは単価ダウンが激しく、とりわけパソコンの売上げは前期比14.7%減でした。
◆また買収防衛策の導入を6月22日開催予定の株主総会に諮ることを決めています。これによって同社が「唯一の関西資本の上場企業」を維持し、独自路線を歩む方針を示したことになります。
◆ただ同日にはヤマダ電機が、マツヤデンキ(大阪市)、星電社(神戸市)、サトームセン(東京都)を傘下に持つ持ち株会社「ぷれっそホールディングス(HD)」(東京都)の全株を取得し、子会社化すると発表しており、家電流通業界は超大型会社の時代に入ってきています。
それだけに業績が好調な上新電機も独自路線をいつまで保てるかは、きわめて不透明な部分が多いのではないでしょうか。