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日本橋電気街に関連したニュースをお伝えする情報サイトです。 「日本橋( NIPPONBASHI )経済新聞」は 略して”バシ経”。


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シマムセン  「CYMA」は古くて新しいブランド

◆本格的なホームシアターの体験ができるシマムセンの「ホームシアターデザインショップ CYMA(シーマ)」は、これからホームシアターを設置したいと考えている人たちが、プランニングから施工までを相談できる場所として評判です。
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 シマムセンは、6年ほど前からハイエンドホームシアターの専門店を目指して、1件150万円から200万円の本格的なシステムを、住宅のリフォームや新築時に併せて導入を働きかけてきました。
 設置した時のイメージを判ってもらいやすいようにと、3年前に大阪・日本橋4丁目のホリノビル2階に作ったのが、この「CYMA」でした。

 大阪でも初めての本格的なホームシアター体験コーナーということもあって、たくさんの人たちがやって来くるそうです。
 家を新築するからと言って図面を持って設計士を伴ってやって来るお客もあります。家は大きな買物です。その家に設置するのですから品選びも自然と慎重になります。
シマムセン  「CYMA」は古くて新しいブランド_a0029278_1943232.jpg

 だから「成約して工事にかかるまでには早くて3ヶ月かかります。半年というケースも少なくありません」と、社長の堀野裕一郎さん。

◆ところで「CYMA」とはお洒落なネーミングですね。日産自動車の高級車やスイスのブランド腕時計にも、同じ名前が付けられています。
 ところがシマムセンのCYMAは、昭和30(1955)年から同店の子会社、堀野電気産業が製造・販売した白黒テレビ受像機の商品名として使われていたんです。
シマムセン  「CYMA」は古くて新しいブランド_a0029278_19441185.jpg

昭和30年代に販売していた堀野電気産業製の8石トランジスターラジオにもCYMAのブランドが見られます

 CYMAの書体もほとんど当時のままです。
 それじゃ何故、シーマなのでしょう。
 シマムセンの創業者で堀野社長の祖父である堀野嘉一さん(故人)は広島の出身で、戦後、同社長の父親で先代社長の庄次郎さん(故人)と共に満州から引き上げてきて大阪でラジオパーツの卸販売を始めたのですが、その時の商号が島無線電機商会だったんです。
 島は出身地の広島から採ったそうです。

 もうお分かりでしょう、シーマは広島の「島」であり、シマムセンの「島」でもあるのです。
 堀野社長はホームシアターの専門店をオープンする時、「ここは物販じゃなく空間を売る場所。だから昔使っていたCYMAという名称を思い出して、店名にしました」と話しています。

 だからCYMAは、由緒があって古くて、しかも新しい感覚のブランドなんです。

[ホームシアターデザインショップ CYMA]
http://www.shimamusen.co.jp/cyma/top.htm
by sozakiweb | 2007-04-11 19:47 | 店舗/会社紹介