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新旧交代のモバイ通信事業 

 モバイル通信の世界で新旧の入れ替わりが見られます。イー・モバイル(東京都港区)が13年ぶりに携帯電話市場に新規参入すると、NTTドコモは1968年7月にサービスを始めた「ポケットベル(現クイックキャスト)」を3月31日にサービスを終えています。また1994年、新規事業者の1社としてサービスを開始したツーカー(現KDDIの事業部門)も2008年3月31日にサービスを終えることになっています。すでに旧ボーダフォン・ジャパンに代わってソフトバンクがサービスを継承するなど、モバイル通信は新時代を迎えています。


◆NTTドコモがクイックキャストのサービスを終了した3月31日、イー・モバイルは東京・秋葉原と有楽町で開業セレモニーが開きました。携帯電話市場で13年ぶりの新規参入となるもので、約1ヶ月前から展開していた事前予約の数は「予想以上の1万7000件に達した」といいます。

 同社のサービスは、受信時最大毎秒3・6メガビットの高速データ通信を月額5980円の定額で提供するという「3・5世代」と呼ばれる高速通信で、来年3月には音声通話も始めます。
 基本ソフトに「ウィンドウズモバイル5・0」搭載の多機能端末や、パソコンに差し込んで使う通信カードを発売しています。

 初年度は30万件の契約を、3年後には約250万件の獲得を目標にしています。

 ただ今のところサービスエリアが東名阪といった限定したものであり、地下での利用ができないなど、すでな充実したネットワークを持っている既存の携帯電話事業者やPHS事業者の一角を崩していくには、課題が多いのも事実です。

◆一方、この日に40年近く続いたポケットベルの歴史に幕を下ろしたNTTドコモは、すでに2004年3月末で新規受け付けを停止しており、利用者はピーク時の96年には契約者数は1061万件だったが、今年2月末で13万6000件になっていました。
 ポケットベルサービスは官公庁や医療機関の緊急連絡手段として利用がスタートし、金融機関をはじめ企業の営業社員などへと普及していきました。当時の事業運営は電電公社が行っていました。

 契約者を急激に増やしたのが、96年をピークとする女子高生などによる「ポケベルブーム」。
 それまで9割を占めていた仕事での利用者が、個人ユーザーが7割を占めるといった状態にまでなりました。当時は女性の新規契約者のうち64%が10代だったといいます。
 その後、携帯電話の売り切り制や価格の低下、さらにはPHSの登場によって、ポケットベルの利用者は減少していきました。

 サービス開始時から利用者が多かった医療機関では、携帯電話と病院内では出力の小さい無線LANの両方が使えるサービスへの切り替えを推進しているといいます。
 ドコモは契約者数がPHSサービス(加入者数約50万件)も07年末までに終了し、携帯電話事業に経営資源を集中するとしています。

◆また来年3月31日には、KDDIがツーカー携帯電話のサービスを終了します。
 ツーカーセルラー東京、ツーカーセルラー東海、ツーカーホン関西のツーカーグループ3社が、1・5GHz帯の周波数で第2世代の携帯電話のサービスを開始したのは1994年でした。
 01年6月のピーク時には3社合計で加入者数は404万(うちプリペイド契約は約59万件)に達していました。

 98年10月にはツーカーホン関西によって国内で初めてプリペイド方式の携帯電話サービスを始めるなど、ツーカーはたえず他社に先駆けた端末、サービスの開発を手がけてきました。

 ところが各社が参入を表明した第3世代携帯電話サービスへは投資がかさむことから不参入を決定し、主力株主であった日産自動車も経営不振を理由に経営からを離脱するなど、徐々に特徴あった通信事業者としての勢いを失っていきました。

 07年2月末時点での契約数は105万3200件、累計シェアは約1・1%に落ちています。最近は毎月15~20万の純減が続いているなど、かつての全盛時の勢いは見る影もなくなっています。
 サービスの新規加入の受付は06年6月30日で終了しており、同年12月31日には機種変更用端末の販売も終っています。

 KDDIは、ツーカーからauへ同一電話番号で契約変更するユーザーに対して、4月10日から特定のau携帯電話への無料交換に応じるとしています。
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by sozakiweb | 2007-04-06 12:29 | 商品動向